恋人とのスキンシップで抱擁ホルモン、オキシトシンの分泌をうながそう

恋人と仲が良く、関係が上手くいっている人は、幸せで満ち足りた表情をしていることが多いですが、これは心理的、精神的なものの他にホルモンも関係しています。

人間関係が良好だとオキシトシンというホルモンが脳の中で分泌され、幸せ感、充足感を味わうことができるため、恋人との関係が良好な人は楽しい、嬉しい、幸せといったことを神経レベルで無意識的にも感じ取って幸せオーラに包まれているのです。

オキシトシンは科学的な呼称ですが、その性質から幸せホルモン、愛情ホルモンとも呼ばれます。

また親子、特に母子の関係や恋人同士などスキンシップや抱擁を伴う関係でも多く観察できるため、抱擁ホルモンとも呼ばれています。

オキシトシンの効果は、無防備な赤ちゃんの時にあたたかな母親の胸に抱かれていた無限の安心感と似ています。

安心感、充足感、幸せ感、癒し感に包まれるので、不安、恐怖から解放され、闘争心や攻撃性が減少し、お互いへの愛情、好意、信頼感、一体感などが増して、人間関係もさらに良くなっていくと考えられています

この抱擁ホルモンはもちろん、抱擁や愛撫、マッサージなど肌と肌のふれあいによって分泌されますが、肉体的な接触が取りづらい場合は、会話、おしゃべり、会食、一緒にお酒を飲む、家族団欒の場を持つことでもある程度の効果は期待できます。上手にスキンシップを取り入れて、さらに人間関係を深めてくださいね。

オキシトシンは母親との思い出をより良いものにする

オキシトシンは「愛情、信頼ホルモン」として注目されており、脳へ分泌された場合の中枢性の作用として相手への愛情、信頼が高まると同時に、それに付随する効果として、不安や恐怖を軽減させることが知られています。

これはハグやキスなど、相手とのスキンシップにより分泌が促進されたオキシトシンが、精神を安定させる作用がある脳内セロトニンを増加させたり、恐怖の感情と結びつきのある脳の扁桃体という部位の活動を抑制させるからと考えられています。

とある英国の学術誌によれば、実験の結果、オキシトシンは男性の母親に対する思い出をより良いものにする効果があったと報告されています。

この研究は31人の男性を対象に行われたもので、男性たちにオキシトシンが投与され、母子の記憶がどのように変化するかを調査したものです。

結果は、過去に母親と良い関係を持っていた被験者は、母子の思い出がより素晴らしいものとなり、過去の母親との関係があまり良くなかった被験者でも、母親に対する恐怖や怒り等の負の感情の低下が認められたということでした。

この実験結果から、オキシトシンは今現在の感情だけでなく、過去の記憶にまで影響を及ぼすということがわかります。

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