オキシトシンは母親との思い出をより良いものにする

オキシトシンは「愛情、信頼ホルモン」として注目されており、脳へ分泌された場合の中枢性の作用として相手への愛情、信頼が高まると同時に、それに付随する効果として、不安や恐怖を軽減させることが知られています。

これはハグやキスなど、相手とのスキンシップにより分泌が促進されたオキシトシンが、精神を安定させる作用がある脳内セロトニンを増加させたり、恐怖の感情と結びつきのある脳の扁桃体という部位の活動を抑制させるからと考えられています。

とある英国の学術誌によれば、実験の結果、オキシトシンは男性の母親に対する思い出をより良いものにする効果があったと報告されています。

この研究は31人の男性を対象に行われたもので、男性たちにオキシトシンが投与され、母子の記憶がどのように変化するかを調査したものです。

結果は、過去に母親と良い関係を持っていた被験者は、母子の思い出がより素晴らしいものとなり、過去の母親との関係があまり良くなかった被験者でも、母親に対する恐怖や怒り等の負の感情の低下が認められたということでした。

この実験結果から、オキシトシンは今現在の感情だけでなく、過去の記憶にまで影響を及ぼすということがわかります。

オキシトシン

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